★4

スポンサーリンク
Cinema

ボーン・アルティメイタム

🎬 作品概要原題:The Bourne Ultimatum監督:ポール・グリーングラス主演:マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)ジャンル:スパイアクション/サスペンス前作『ボーン・スプレマシー』直後から物語が続く📝 あらすじ(ネタバレ込み)再び追われる身恋人マリーを失ったボーンは、モスクワで過去の任務の償いを果たした後もCIAに追われ続けていた。そんな中、英紙記者サイモン・ロスが、ボーンを生み出した「トレッドストーン計画」の後継「ブラックブライアー計画」の存在を掴む。記者との接触と悲劇ボーンはロンドンのウォータールー駅でロスと接触し、情報源がCIAマドリッド支局長ニール・ダニエルズだと知る。しかしCIAの監視網に捕捉され、ロスは狙撃され死亡。ボーンは彼の手帳からマドリッド行きを決意。旧知ニッキーとの再会マドリッド支局で元監視役ニッキー・パーソンズと再会。ダニエルズはモロッコ・タンジールに潜伏していると判明し、二人は現地へ向かう。だがCIAは暗殺者デッシュを差し向け、ダニエルズは爆殺される。ボーンは激しい屋上チェイスの末デッシュを倒し、ニッキーを逃がす。真相への接近ボーンはCIA上層部...
Book

そして誰もいなくなる

『そして誰もいなくなる』(中公文庫)は、今邑彩による本格ミステリーで、アガサ・クリスティの名作『そして誰もいなくなった』へのオマージュ作品です。名門女子校を舞台に、演劇と現実が交錯する連続殺人事件が描かれます。📘 基本情報著者:今邑彩ジャンル:本格ミステリー/見立て殺人/学園サスペンス刊行:中公文庫舞台:名門女子校「天川学園」構成:一冊完結の長編小説🧩 あらすじと展開(ネタバレあり)演劇の悲劇天川学園の七夕祭で、演劇部が『そして誰もいなくなった』を上演。マーストン役の生徒・西田エリカが、劇中でウイスキーを飲む場面で本当に服毒死。グラスからは青酸の匂いが検出され、殺人事件として捜査開始。見立て殺人の始まり演劇部部長・江島小雪と顧問・向坂典子が独自に調査を始める。その後、劇に出演していた部員が次々と死亡:松木晴美:致死量の睡眠薬で自殺に見せかけた殺害。佐久間みさ:鈍器で後頭部を殴打され死亡。いずれも劇中の死因と一致しており、見立て殺人の可能性が濃厚に。🔍 犯人と動機犯人の正体小雪と典子は、事件の背景にある人間関係と動機を探る。犯人は演劇部の関係者で、劇の筋書きに沿って殺人を実行。最終的に、...
Cinema

ボーン・スプレマシー

🎬 作品概要原題:The Bourne Supremacy監督:ポール・グリーングラス主演:マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)、フランカ・ポテンテ(マリー)、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)ジャンル:スパイアクション/サスペンスシリーズ第2作(前作『ボーン・アイデンティティー』の続編)📝 あらすじ(ネタバレ込み)平穏の崩壊前作から2年後。記憶喪失の元CIA工作員ジェイソン・ボーンは、恋人マリーとインド・ゴアで静かに暮らしていた。しかし、ロシア人暗殺者キリルが接近。逃走中、マリーが狙撃され死亡。ボーンは彼女の遺体を川に沈め、復讐と真相解明を誓う。濡れ衣と追跡同じ頃、ベルリンでCIAの極秘取引が襲撃され、諜報員と情報屋が殺害される。現場に残された指紋がボーンのものと一致し、CIA捜査官パメラ・ランディが彼を容疑者として追い始める。実際には、キリルがロシア石油企業グレツコフの依頼で犯行を行い、ボーンに罪を着せていた。過去の亡霊CIAは「トレッドストーン計画」の元責任者アボットを含むチームでボーン追跡を開始。ボーンは自らCIA支部に接触し、旧知のニッキーを呼び出させる。彼女から、ベルリ...
スポンサーリンク
Cinema

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

🎬 作品概要監督:アラン・パーカー主演:ケヴィン・スペイシー(デビッド・ゲイル)、ケイト・ウィンスレット(ビッツィー・ブルーム)、ローラ・リニー(コンスタンス・ハラウェイ)舞台:死刑制度が存続するアメリカ・テキサス州テーマ:死刑制度の是非と、真実を巡る心理戦📝 あらすじ(ネタバレ込み)死刑囚との面会テキサス大学の哲学教授で死刑廃止運動家だったデビッド・ゲイルは、同僚コンスタンス・ハラウェイをレイプ・殺害した罪で死刑判決を受け、執行を目前に控えていた。ゲイルは雑誌記者ビッツィーを指名し、死刑までの3日間、事件の真相を語ると約束する。転落の経緯数年前、女子学生バーリンに誘惑され、一夜を共にしたゲイルは、彼女の虚偽のレイプ告発で大学を追われる。無罪が証明された後も評判は地に落ち、妻子とも離別。酒に溺れる日々の中、親友コンスタンスと死刑廃止活動を続けていた。事件当日コンスタンスは難病で余命わずかだった。ある日、彼女は自宅で全裸のまま手錠をかけられ、ビニール袋を頭に被せられて窒息死。現場にはゲイルのDNAが残され、彼は逮捕される。新たな手掛かりビッツィーは取材の合間に独自調査を進め、カウボーイハ...
Cinema

ブラックボックス 音声分析捜査

🎬 作品概要監督:ヤン・ゴズラン主演:ピエール・ニネ(マチュー・ヴァスール)ジャンル:航空事故サスペンス/心理スリラー舞台:フランス・アルプスと航空事故調査局(BEA)特徴:音声分析という“耳”の捜査を軸にした密度の高い推理劇📝 あらすじ(ネタバレ込み)墜落事故と異例の人事ヨーロピアン航空の最新鋭機アトリアン800がアルプスで墜落し、乗客乗員316人全員が死亡。BEA(航空事故調査局)の天才音声分析官マチューは、責任者ポロックと対立していたため調査から外される。しかしポロックが謎の失踪を遂げ、マチューが急遽ブラックボックス解析を任される。初期分析と“テロ”説ノイズを分離した結果、客室乗務員がコックピットに入った隙に、トイレに潜んでいた男が侵入した音を特定。記者会見で発表すると、イスラム過激派の乗客がいたとの報道が広がり、世間はテロと断定する空気に。マチューは正式に調査責任者に昇格。音の食い違い被害者の一人が事故直前に残した留守電には、技術トラブルを示す音が入っていたが、ブラックボックスの音声からは消えていた。マチューは改ざんを疑うが、上司レニエ局長は否定。ポロックの影と企業の闇マチュー...
Cinema

砂上の法廷

🎬 作品概要監督:コートニー・ハント主演:キアヌ・リーヴス(リチャード・ラムゼイ)、レニー・ゼルウィガー(ロレッタ・ラシター)、ガブリエル・バッソ(マイク・ラシター)、ジム・ベルーシ(ブーン・ラシター)舞台:アメリカ南部ジャンル:法廷ミステリー/心理サスペンス📝 あらすじ(ネタバレ込み)事件の発端大物弁護士ブーン・ラシターが自宅で刺殺される。容疑者は高校生の息子マイク。凶器にはマイクの指紋があり、彼は弁護人で家族ぐるみの付き合いがあるラムゼイに対しても黙秘を貫く。不利な裁判の幕開け検察は計画的殺人として有罪を主張。ラムゼイは若手弁護士ジャネルと組み、証人尋問で検察側証人の証言の矛盾を突こうとするが、隣人や関係者の証言はブーンの暴力的性格や家庭内不和を示す一方、決定的な別犯証拠は出ない。母ロレッタの証言ロレッタは、事件当時シャワーから出ると夫が刺されて死んでおり、マイクが「僕がやった」と言ったと証言。彼女自身も夫からの暴力を受けていたと語る。マイクの衝撃の告白突如マイクが証言台に立ち、父から長年性的虐待を受けていたと告白。事件当日も飛行機内で虐待され、「帰宅後も続ける」と脅されていたと語...
Cinema

第三の男

🎬 作品概要『第三の男』(1949年/英)は、キャロル・リード監督、脚本グレアム・グリーンによるフィルム・ノワールの金字塔。モノクロ映像とチターの旋律が、荒廃したウィーンの街並みに独特の詩情を与えています。📝 あらすじ(ネタバレ込み)訪問と衝撃の知らせアメリカ人作家ホリー・マーチンスは、旧友ハリー・ライムに呼ばれてウィーンへ。しかし到着すると、ハリーは前日に自動車事故で死亡したと告げられ、葬儀に立ち会うことに。友の汚名と反発英国軍のキャロウェイ少佐から、ハリーは闇市で粗悪なペニシリンを売り、多くの死者を出した悪党だと聞かされる。信じられないホリーは、真相を探る決意を固める。“第三の男”の影門番の証言から、事故現場にはハリーの仲間クルツ、ポペスクのほかにもう一人=“第三の男”がいたことが判明。生きていたハリー調査中、街角で死んだはずのハリーと遭遇。彼の死は偽装で、闇取引を続けていたのだと分かる。観覧車での対峙観覧車の密室で、ハリーは犯罪哲学を語り、ホリーを仲間に誘うが拒否される。決断と追跡ホリーはアンナ(ハリーの恋人)の釈放と引き換えに、ハリー逮捕に協力。カフェで囮となり、現れたハリーは...
Drama

大川と小川の時短捜査

🕵️‍♂️ 作品概要『大川と小川の時短捜査』は、松重豊さん演じる元敏腕刑事・大川勇治と、濱田岳さん演じる新米刑事・小川満が、勤務時間外にバディを組んで難事件に挑む刑事ドラマ。テーマは「働き方改革」と「刑事魂」のせめぎ合いで、世代も性格も正反対な“大小コンビ”の掛け合いが魅力です。📝 あらすじ(第1作・2022年)事件発端IT企業「サイバーグ」社長・高木明が、自宅で服薬後に急死。持病薬にカリウム製剤が混入されていたことが判明。非公式バディ結成警務課係長の大川は、刑事課に異動してきたばかりの小川に頼まれ、アフター5限定で捜査協力。複雑な背景社内では過去に「赤いリボン連続殺人事件」と関係があると思われる被害者も発見され、事件は二重構造に。真犯人と動機犯人は専務の前田崇(吉沢悠)。社長の「利益優先」から「社員幸福重視」への方針転換に反発自身の3億円横領が経営透明化で発覚するのを恐れた犯行手口高木の薬にカリウムを混入し、赤いリボン事件の模倣犯に見せかけ、吉川部長に嫌疑がかかるよう証拠を捏造。決め手大川と小川が掴んだ“入れ子人形”が決定的証拠となり、前田は取り調べで犯行を自白。💡 見どころ・テーマ...
Cinema

ダイヤルMを廻せ!

概要アルフレッド・ヒッチコック監督の「ダイヤルMを廻せ!」(1954年)は、完璧な犯罪を企む夫の綿密な殺人計画が、たった一つの誤算で崩れていく過程を、ほぼ一室の密室劇で描くサスペンス。原作・脚本は戯曲家フレデリック・ノット。夫トニー、妻マーゴ、その恋人マーク、そして雇われ犯人スワンと名探偵ハバード警部が、電話と“鍵”をめぐる心理戦を織りなす。あらすじ(ネタバレあり)元テニス選手のトニー・ウェンディスは、妻マーゴが推理作家マーク・ハリディと不倫していることに気づき、離婚で資産を失うのを避けるため、妻殺害を“完全犯罪”として計画。学生時代の知人で前科のあるスワンを金で脅し、犯行手順を事細かに指示する。鍵をあらかじめマーゴの鞄から抜き取り玄関脇に隠し、トニーは外出先から決めた時刻に電話をかける。受話器を取った妻を背後から絞殺し、強盗に見せかけて逃走する算段だった。犯行当夜、トニーはマークを連れ出して妻をひとりにし、約束の時刻に電話をかける。スワンはカーテンの陰から襲いかかるが、マーゴは必死にもがき、手元の裁縫用ハサミを背中に突き立てて逆にスワンを死なせてしまう。計画は一気に崩れ、トニーは急ぎ...
Cinema

ビューティフル・マインド

映画『ビューティフル・マインド』(2001年、監督:ロン・ハワード)は、実在の天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた感動のヒューマンドラマです。以下、ネタバレを含めて詳しくご紹介します🧠🧭 あらすじ(ネタバレあり)前半:天才の誕生と成功ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)はプリンストン大学に入学した天才数学者。社交性に乏しく孤立していたが、独自の理論「ナッシュ均衡」を発表し、MITの研究所に推薦される。国防省から暗号解読の依頼を受け、CIA諜報員パーチャー(エド・ハリス)と極秘任務に就く。ルームメイトのチャールズ(ポール・ベタニー)やその姪も登場し、ナッシュの私生活は充実していく。教え子のアリシア(ジェニファー・コネリー)と結婚。中盤:崩れる現実ナッシュは暗号解読に没頭するが、次第に妄想と幻覚に悩まされる。実はチャールズ、姪、パーチャーはすべてナッシュの幻覚だった。統合失調症と診断され、強制入院。治療により研究も家庭も崩壊寸前に。妻アリシアは苦しみながらもナッシュを支え続ける。後半:再生と栄光ナッシュは幻覚と共存する道を選び、薬に頼らず理性で病と向き合う。やがてプリンストン大学で再び...
スポンサーリンク