🎬 作品概要
- 原題:The Bourne Supremacy
- 監督:ポール・グリーングラス
- 主演:マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)、フランカ・ポテンテ(マリー)、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)
- ジャンル:スパイアクション/サスペンス
- シリーズ第2作(前作『ボーン・アイデンティティー』の続編)
📝 あらすじ(ネタバレ込み)
平穏の崩壊
前作から2年後。記憶喪失の元CIA工作員ジェイソン・ボーンは、恋人マリーとインド・ゴアで静かに暮らしていた。
しかし、ロシア人暗殺者キリルが接近。逃走中、マリーが狙撃され死亡。ボーンは彼女の遺体を川に沈め、復讐と真相解明を誓う。濡れ衣と追跡
同じ頃、ベルリンでCIAの極秘取引が襲撃され、諜報員と情報屋が殺害される。現場に残された指紋がボーンのものと一致し、CIA捜査官パメラ・ランディが彼を容疑者として追い始める。
実際には、キリルがロシア石油企業グレツコフの依頼で犯行を行い、ボーンに罪を着せていた。過去の亡霊
CIAは「トレッドストーン計画」の元責任者アボットを含むチームでボーン追跡を開始。
ボーンは自らCIA支部に接触し、旧知のニッキーを呼び出させる。彼女から、ベルリンでの事件が自分の“最初の任務”と関係していると知る。初任務の記憶
ボーンは断片的に、7年前のロシア・ネスキー議員暗殺を思い出す。任務はネスキーを妻殺しに見せかけて処理するというもので、実行したのは自分だった。陰謀の暴露
ボーンはアボットがグレツコフと結託し、CIA資金横領と暗殺の罪を自分に着せた証拠を録音。パメラに渡す。
パメラがアボットを追及すると、彼は自殺する。贖罪と別れ
ボーンはモスクワへ行き、ネスキーの娘イレーナに真実を告白。「母は父を殺していない。殺したのは自分だ」と謝罪し、立ち去る。
その後、パメラに電話をかけ、自分の本名が「デイビッド・ウェッブ」であることを明かす。ラスト
モスクワ市街でキリルとの壮絶なカーチェイスの末、彼を見逃すボーン。雪の街を歩き去り、物語は次作『ボーン・アルティメイタム』へと続く。
💡 見どころ
- 手持ちカメラの臨場感:監督ポール・グリーングラスのリアル志向映像。
- 心理とアクションの融合:復讐劇でありながら、過去の罪と向き合う人間ドラマ。
- シリーズの縦軸:トレッドストーン計画の闇と、ボーンのアイデンティティ探求が加速。