🎬 作品概要
- 監督:コートニー・ハント
- 主演:キアヌ・リーヴス(リチャード・ラムゼイ)、レニー・ゼルウィガー(ロレッタ・ラシター)、ガブリエル・バッソ(マイク・ラシター)、ジム・ベルーシ(ブーン・ラシター)
- 舞台:アメリカ南部
- ジャンル:法廷ミステリー/心理サスペンス
📝 あらすじ(ネタバレ込み)
事件の発端
大物弁護士ブーン・ラシターが自宅で刺殺される。容疑者は高校生の息子マイク。凶器にはマイクの指紋があり、彼は弁護人で家族ぐるみの付き合いがあるラムゼイに対しても黙秘を貫く。不利な裁判の幕開け
検察は計画的殺人として有罪を主張。ラムゼイは若手弁護士ジャネルと組み、証人尋問で検察側証人の証言の矛盾を突こうとするが、隣人や関係者の証言はブーンの暴力的性格や家庭内不和を示す一方、決定的な別犯証拠は出ない。母ロレッタの証言
ロレッタは、事件当時シャワーから出ると夫が刺されて死んでおり、マイクが「僕がやった」と言ったと証言。彼女自身も夫からの暴力を受けていたと語る。マイクの衝撃の告白
突如マイクが証言台に立ち、父から長年性的虐待を受けていたと告白。事件当日も飛行機内で虐待され、「帰宅後も続ける」と脅されていたと語る。この証言が陪審員の心証を大きく変える。評決と逆転の真相
陪審は全員一致でマイクに無罪評決を下す。しかし裁判後、マイクはラムゼイに詰め寄る。実は父を殺したのはラムゼイ自身だった。ロレッタが虐待で壊れかけているのを見かね、師であるブーンを刺殺。ベッド脇に隠した腕時計をマイクに見られていた。ラストシーン
ラムゼイは「世間は君が母を守るためにやったと思っている」と諭し、マイクは怒りを押し殺して立ち去る。法廷で語られた数々の証言は、真実と嘘が入り混じった“砂上の法廷”だったことが明らかになる。
💡 見どころ
- 全員が嘘をつく法廷:証人も被告も検察も、それぞれの思惑で事実を歪める。
- 二重のどんでん返し:性的虐待告白による無罪→真犯人の正体という二段構え。
- タイトルの意味:不確かな証言の上に成り立つ裁判制度を象徴。