ボーン・アルティメイタム

 

🎬 作品概要

  • 原題:The Bourne Ultimatum
  • 監督:ポール・グリーングラス
  • 主演:マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
  • ジャンル:スパイアクション/サスペンス
  • 前作『ボーン・スプレマシー』直後から物語が続く

📝 あらすじ(ネタバレ込み)

  1. 再び追われる身
    恋人マリーを失ったボーンは、モスクワで過去の任務の償いを果たした後もCIAに追われ続けていた。
    そんな中、英紙記者サイモン・ロスが、ボーンを生み出した「トレッドストーン計画」の後継「ブラックブライアー計画」の存在を掴む。

  2. 記者との接触と悲劇
    ボーンはロンドンのウォータールー駅でロスと接触し、情報源がCIAマドリッド支局長ニール・ダニエルズだと知る。
    しかしCIAの監視網に捕捉され、ロスは狙撃され死亡。ボーンは彼の手帳からマドリッド行きを決意。

  3. 旧知ニッキーとの再会
    マドリッド支局で元監視役ニッキー・パーソンズと再会。ダニエルズはモロッコ・タンジールに潜伏していると判明し、二人は現地へ向かう。
    だがCIAは暗殺者デッシュを差し向け、ダニエルズは爆殺される。ボーンは激しい屋上チェイスの末デッシュを倒し、ニッキーを逃がす。

  4. 真相への接近
    ボーンはCIA上層部ノア・ヴォーゼンの動きを逆手に取り、ニューヨーク本部のパメラ・ランディと接触。
    パメラは密かにボーンの本名「デイビッド・ウェッブ」と生年月日を伝え、彼の過去を探る手助けをする。

  5. 原点の地へ
    ボーンは自らが暗殺者として“生まれた”場所=CIAの極秘訓練施設に潜入。そこで計画責任者ハーシュ博士と対面し、かつて自ら志願してジェイソン・ボーンになった記憶を完全に取り戻す。

  6. 決着と逃走
    ヴォーゼンは部隊を送り込みボーンを抹殺しようとするが、彼は屋上からハドソン川へ飛び込み姿を消す。
    同時にパメラは「ブラックブライアー計画」の詳細を公表し、CIAの違法活動が暴かれる。

  7. ラストシーン
    ニュースで「遺体は見つからず」と報じられ、川面に浮かぶボーンの姿がわずかに動く。彼は生き延び、物語は幕を閉じる。


💡 見どころ

  • シリーズ屈指のアクション:タンジールでの屋上チェイス、ニューヨーク市街のカーチェイスは圧巻。
  • 記憶の完全回復:ボーンのアイデンティティ探しがついに完結。
  • 政治スリラー要素:CIAの違法作戦と内部告発が物語の核に。