ひみつの花園

 

🎬 作品概要

  • 監督:矢口史靖(『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の前作)
  • 主演:西田尚美(鈴木咲子)
  • ジャンル:コメディ/青春/ちょっと風変わりな成長物語
  • 上映時間:約83分

📝 あらすじ(ネタバレ込み)

起:お金大好き銀行員

  • 主人公・鈴木咲子は、子どもの頃から「三度の飯よりお金が好き」。
  • 「おごってくれるなら、その分お金ちょうだい」が口癖で、銀行員になれば毎日お金に囲まれて幸せだと信じて就職。
  • ある日、勤務先の銀行に強盗が押し入り、咲子は5億円と共に人質として連れ去られる。

承:富士の樹海での“発見”

  • 犯人の逃走車は富士の樹海で横転・炎上し、犯人は死亡。
  • 咲子は川に流され、樹海奥の池に漂着して奇跡的に生還。
  • 5億円は焼失したと思われたが、咲子は記憶を辿り「池の底に沈んでいる」と確信。
  • 以来、その5億円を引き上げることが人生の目標になる。

転:目的のためなら一直線

  • 池の場所を特定するため大学に入り地質学を専攻。
  • 潜水のため水泳を習い、岩場に近づくためロッククライミングも習得。
  • どれもメキメキ上達し、特待生や大会優勝まで果たす。
  • 周囲の学生や教授も、咲子の行動力に触発されて変化していく。

結:5億円の行方と新たな夢

  • ついに池の場所を突き止め、5億円を発見。
  • しかしクライマックスはあっけなく、咲子はその大金を崖から投げ捨ててしまう。
  • 直後に「バミューダ・トライアングルに豪華客船が沈んでいる」という話を聞き、次の目標を決定。
  • 船の免許を取るべく、また新たな行動を開始する。

💡 見どころ

  • 主人公の突き抜けた行動力:目的のためなら学問もスポーツも極める姿が痛快。
  • 周囲へのポジティブな影響:本人はお金目当てでも、結果的に周囲を成長させる。
  • ゆるい笑いと脱力感:棒読み調の台詞や“ヘタウマ”演出がクセになる。
  • ラストの爽快感:大金をあっさり捨て、次の夢へ向かう潔さ。