🎬 作品概要
- 原作:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』前半部分
- 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
- 主演:バレット・オリバー(バスチアン)、ノア・ハザウェイ(アトレーユ)、タミー・ストロナッハ(幼ごころの君)
- 舞台:現実世界と魔法の国ファンタージエン
- テーマ:想像力と希望の力
📝 あらすじ(ネタバレ込み)
本との出会い
母を亡くし、いじめられがちな少年バスチアンは、登校途中に古書店へ逃げ込み、店主が読んでいた『ネバーエンディング・ストーリー』という本をこっそり持ち出す。学校の屋根裏で読み始めると、物語は魔法の国ファンタージエンの危機から始まる。ファンタージエンの危機
国中で「あらゆるものが消える」現象=“無”が広がり、女王は重い病に倒れていた。救うために選ばれたのは草原族の少年勇者アトレーユ。女王の代理の証「アウリン」を授かり、愛馬アルタクスと旅立つ。試練と喪失
悲しみの沼でアルタクスを失い、知恵者の大亀モーラから「南のお告げ所」へ行けと告げられる。道中、無の手先である狼グモルクに狙われるが、ラッキー・ドラゴンのファルコンに救われる。二つの門と人間の存在
黄金のスフィンクスの門を突破し、魔法の鏡の門でアトレーユはバスチアンの姿を見る。お告げ所は「女王を救うには人間の子どもが新しい名前を与える必要がある」と告げる。崩壊と対決
無が国を飲み込み始め、アトレーユはグモルクを倒すが、世界はほぼ消滅。象牙の塔で女王と会い、旅の本当の目的が“人間の子ども=バスチアン”を連れてくることだったと知らされる。新しい名前と再生
女王の必死の呼びかけに応え、バスチアンは「ムーンチャイルド」と名付ける。残った一粒の砂から新しいファンタージエンが生まれ、バスチアンは願いを叶える力を得る。エンディング
ファルコンに乗って新しい世界を飛び回り、アトレーユや住人たちと再会。現実世界に戻ると、ファルコンと共にいじめっ子を追い払い、物語は希望の余韻を残して終わる。
💡 見どころ
- 象徴的テーマ:「無」は人間が夢や希望を失った象徴であり、想像力の重要性を描く。
- ビジュアルと音楽:80年代特撮と主題歌「The NeverEnding Story」が生む独特の世界観。
- メタ構造:読者であるバスチアンが物語の登場人物となる構成。