🕵️♂️ 基本情報
- 公開年:1946年(アメリカ)
- 監督:ハワード・ホークス
- 原作:レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』
- 主演:ハンフリー・ボガート(フィリップ・マーロウ)、ローレン・バコール(ビビアン・スターンウッド)
📜 あらすじ(ネタバレあり)
【起】依頼と奇妙な事件の始まり
- ロサンゼルスの私立探偵フィリップ・マーロウは、資産家スターンウッド将軍から呼び出される。
- 将軍の悩みは、次女カルメンが古書商ガイガーから借金をネタに恐喝されていること。
- さらに、将軍の信頼していた用心棒リーガンが1か月前から失踪していた。
- マーロウはガイガーを探るが、尾行の末に彼の自宅で銃声と悲鳴を聞く。
- 中に入ると、酔ったカルメンとガイガーの射殺死体、そして持ち去られた隠しカメラのフィルムがあった。
【承】複雑に絡む人間関係
- その夜、スターンウッド家の運転手テイラーが車ごと海に転落して死亡。
- 翌日、カルメンの写真を使った新たな脅迫が届く。姉ビビアンはカジノ経営者エディ・マースから金を借りようとしていた。
- マーロウはガイガーの関係者ブローディを突き止めるが、彼も何者かに射殺される。
【転】真相への接近
- ビビアンはマーロウに「もう手を引いて」と告げるが、マーロウは事件の全容解明を続行。
- 行方不明のリーガンが、実はマースの妻と関係していたことが判明。
- 背後で複数の人物がスターンウッド家の娘たちを利用し、金を巻き上げようとしていた。
【結末】
- リーガンを殺したのは、彼に恋していたカルメン。マースの妻との関係を知って逆上し、射殺してしまった。
- マースはその事実を隠し、カルメンをネタにビビアンを脅迫していた。
- マーロウは計略でマースを追い詰め、事件を終結させる。
- ビビアンはマーロウに感謝し、スターンウッド家の名誉は守られる。
🎯 見どころ
- ハードボイルド探偵像:皮肉と機転で危険を切り抜けるマーロウの魅力
- 複雑なプロット:登場人物の多さと二転三転する展開
- ボガート&バコールの化学反応:実生活でも夫婦だった二人の緊張感あるやり取り