映画『ブラックベリー』(2023年)は、かつて世界を席巻したスマートフォン「BlackBerry」の誕生から崩壊までを描いた、実話ベースのビジネスドラマです。
📱 登場人物と背景
- マイク・ラザリディス(ジェイ・バルチェル):技術者であり、BlackBerryの開発者。完璧主義で繊細。
- ダグラス・フレギン(マット・ジョンソン):マイクの親友で共同創業者。陽気なムードメーカー。
- ジム・バルシリー(グレン・ハワートン):野心的なビジネスマン。CEOとして会社を急成長させるが…。
🧠 あらすじ(ネタバレあり)
【起】オタクたちの挑戦
- カナダの小さなスタートアップが「電話でメールができる端末」を開発。
- プレゼンは失敗続きだったが、ジム・バルシリーがその可能性に目をつけ、CEOとして参加。
- マイクとジムは技術と経営の両輪として、BlackBerryを世界的ヒット商品に育てる。
【承】急成長と歪み
- ベライゾンなど大手通信会社との契約を獲得し、BlackBerryは爆発的に売れる。
- 社内は急拡大し、オタク文化から企業文化へと変化。
- ジムは違法な手段で資金調達を行い、SEC(証券取引委員会)から調査を受ける。
【転】iPhoneの衝撃
- 2007年、AppleがiPhoneを発表。タッチスクリーンの革新性により市場の流れが一変。
- マイクは物理キーボードに固執し、技術的な方向転換ができず。
- ジムは焦りから無理な開発を強行し、社内は混乱。
【結末】崩壊と別れ
- SECの調査によりジムは辞任。会社は株価暴落と業績悪化に直面。
- ダグは早期に株を売却し、莫大な利益を得て去る。
- マイクは孤独に会社を支え続けるが、時代の波には抗えず、BlackBerryは市場から消えていく。
🎬 テーマと評価
- 栄光と没落:技術革新の先駆者が、時代の変化に取り残される姿を描く。
- オタク文化 vs ビジネス論理:理想と現実の衝突がドラマを生む。
- テンポの良さ:約120分で濃密な起業ドラマを展開。手持ちカメラによる臨場感も特徴。