映画『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年)は、トム・クランシーの小説を原作とした冷戦時代の軍事スリラーで、ショーン・コネリーとアレック・ボールドウィンが主演を務めています。以下、ネタバレを含めて詳しくご紹介します🚢
🧭 あらすじ(ネタバレあり)
1. 潜水艦「レッド・オクトーバー」の出航
- ソ連の最新鋭原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が、超静音航行システム「キャタピラー・ドライブ」を搭載して出航。
- 艦長マルコ・ラミウス(ショーン・コネリー)は、密かにアメリカへの亡命を企てていた。
- 政治士官プーチンを殺害し、偽の命令書を乗組員に提示して米国東海岸へ向かう。
2. CIA分析官ジャック・ライアンの推理
- ジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)は、ラミウスの行動が攻撃ではなく亡命だと推測。
- 米政府は当初、ラミウスが核攻撃を企てていると誤解し、潜水艦の撃沈を検討。
3. 米ソの緊迫した駆け引き
- ソ連はラミウスの亡命を阻止すべく、艦隊を派遣して「レッド・オクトーバー」を追撃。
- ライアンは米潜水艦「ダラス」に乗り込み、ラミウスとの接触を試みる。
- モールス信号を使ってラミウスと通信し、亡命の意思を確認。
4. クライマックスと結末
- ラミウスは放射能漏れを偽装し、乗組員を避難させる。
- 米軍はレッド・オクトーバーを「沈没した」と偽装し、艦を密かに接収。
- ソ連の潜水艦「コノヴァロフ」が追撃するが、ライアンとラミウスの連携で撃退。
- ラミウスは亡命に成功し、ライアンとともに新天地へ向かう。
🎭 主なキャスト
俳優 | 役名 |
---|---|
ショーン・コネリー | マルコ・ラミウス艦長 |
アレック・ボールドウィン | ジャック・ライアン(CIA分析官) |
スコット・グレン | バート・マンキューソ(米潜水艦艦長) |
サム・ニール | ボロディン副艦長 |
🎯 見どころとテーマ
- 冷戦下の米ソの緊張感と心理戦。
- 潜水艦内の密室ドラマと戦略的駆け引き。
- ラミウスの亡命に込められた理想と信念。
この作品は、ジャック・ライアンシリーズの第1作目としても知られ、後の『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』などへと続いていきます。興味があれば、シリーズ全体を追ってみるのもおすすめです📚