2013年公開のジェイソン・ステイサム主演映画 『PARKER/パーカー』 のストーリーを、冒頭から結末まで時系列で詳しくまとめます(完全ネタバレあり)。
🎬 作品概要
- 監督:テイラー・ハックフォード
- 主演:ジェイソン・ステイサム(パーカー)、ジェニファー・ロペス(レスリー)
- 原作:リチャード・スターク(ドナルド・E・ウェストレイク)著『悪党パーカー/地獄の分け前』
- ジャンル:クライム・アクション
- 上映時間:118分
📖 詳細あらすじ(ネタバレ)
1. 強盗のプロ、パーカー
パーカーは「汚い金しか奪わない」「必要以上に人を傷つけない」「仕事は完璧に遂行する」という自らのルールを持つプロの強盗。
恋人クレアの父ハーリーの仲介で、メランダー率いる4人組と組み、オハイオ州の遊園地「ステート・フェア」の売上金150万ドルを狙う。
2. 遊園地強盗と裏切り
変装と陽動を駆使し、計画は成功するが、仲間のハードウィックが計画外の放火をして騒ぎが拡大。
移動中、メランダーは次の大仕事(宝石強奪)への参加を提案するが、パーカーは分け前20万ドルだけで手を引くと断る。
するとメランダーは銃を抜き、仲間と共にパーカーを撃ち、路上に捨てて逃走。
3. 生還と復讐の決意
瀕死のパーカーは偶然通りかかった農夫一家に救われ、一命を取り留める。
病院から脱出し、車や服、資金を強奪して身分偽造を依頼。
ハーリーからメランダー一味の行方を聞き出し、フロリダ州パームビーチに潜伏していると突き止める。
4. パームビーチでの潜入
パーカーは石油成金を装い、地元の不動産業者レスリーと接触。
彼女の案内で物件を回りながら、メランダーたちの隠れ家を特定。
レスリーはパーカーの正体を探るが、逆にパーカーに利用され、地元の情報源として協力することに。
5. 宝石強奪計画
パーカーは隠れ家に忍び込み、武器や仕掛けを準備。
メランダー一味はパームビーチの社交パーティーを狙い、数百万ドル相当の宝石を奪う計画を進めていた。
パーカーはレスリーに危険を知らせつつ、決行日を待つ。
6. 決戦
パーティー当日、メランダーたちは宝石を奪うが、逃走中にパーカーが襲撃。
銃撃戦と肉弾戦の末、メランダーを含む仲間を次々と倒し、宝石を奪還。
ハードウィックも制裁を受ける。
7. エピローグ
パーカーはレスリーに報酬を渡し、彼女は借金を返済して新たな人生を歩み始める。
パーカーは宝石を売却し、クレアの元へ戻る。
その後、強盗で得た金の一部が匿名で寄付される場面が映り、パーカーの「義賊」的側面を示して物語は幕を閉じる。
🎯 物語の特徴
- 義賊型主人公:冷徹だが筋を通すパーカー像
- 二重のパートナー関係:恋人クレアと、偶然の協力者レスリー
- 復讐譚+ケイパー要素:裏切りからの逆襲と、宝石強奪の二重構造
- 原作のハードボイルド感を残しつつ、ステイサムらしい肉体アクションを前面に押し出す