キンダガートン・コップ

1990年公開のアーノルド・シュワルツェネッガー主演コメディ映画 『キンダガートン・コップ』 のストーリーを、冒頭から結末まで時系列で詳しくまとめます(完全ネタバレあり)。


📝 作品概要

  • 監督:アイヴァン・ライトマン
  • 主演:アーノルド・シュワルツェネッガー(ジョン・キンブル刑事)
  • ジャンル:アクション・コメディ/ファミリー
  • 上映時間:111分
  • 公開:1990年(日本公開は1991年)

📖 詳細あらすじ(ネタバレ)

1. 導入 ― 麻薬組織のボス逮捕

ロサンゼルス市警麻薬課の鬼刑事 ジョン・キンブル は、4年間追い続けてきた麻薬密売組織のボス カレン・クリスプ をついに逮捕する。
しかし、クリスプの有罪を確定させるには、逃亡中の元妻が持ち出した麻薬売上金の証言が必要だった。
元妻は息子と共にオレゴン州アストリアに潜伏しており、その息子が通う幼稚園のクラスは判明しているが、名前は不明。


2. 潜入捜査の開始

本来は保育士経験のある女刑事 オハラ が潜入予定だったが、直前に食中毒で倒れてしまう。
急遽、子供嫌いのキンブルが代役として幼稚園の臨時教師に。
初日から30人近い園児のパワーに圧倒され、授業は大混乱。泣き声、喧嘩、質問攻めにタジタジになる。


3. 子供たちとの距離

隣のクラスの女性教師 ジョイス の助けを借りながら、キンブルは徐々に園児との接し方を学ぶ。
「警察学校ごっこ」などの遊びを通じて規律を教え、子供たちの信頼を得ていく。
その中の少年 ドミニク に目を留めたキンブルは、彼がクリスプの息子ではないかと疑い始める。


4. ジョイスの正体

オハラの回復後、キンブルはジョイスとドミニクと偶然食事を共にし、彼女が夫から逃げてきたと知る。
やがて、ジョイスこそがクリスプの元妻であり、ドミニクが探していた息子だと確信する。
一方、証拠不十分で釈放されたクリスプは、母親 エリノア と共に息子奪還を計画していた。


5. 危機の訪れ

クリスプは入園見学者を装って幼稚園に侵入し、放火で混乱を起こしてドミニクを誘拐。
キンブルは負傷しながらも追跡し、校内で銃撃戦に。
最終的にクリスプを射殺し、ドミニクを救出する。


6. 最後の対決

同時に、エリノアはオハラを車ではねて銃を奪い、キンブルを撃とうとするが、背後からオハラに殴られ気絶。
母子は保護され、事件は終結する。


7. エピローグ

入院していたキンブルは退院後、幼稚園を訪問。
園児たちの大歓声に迎えられ、ジョイスと再会してキスを交わす。
刑事としての任務を果たしつつ、子供たちとの絆と新しい恋を手に入れ、物語はハッピーエンドで幕を閉じる。


🎯 物語の特徴

  • アクション+ハートフルコメディ:銃撃戦や潜入捜査の緊張感と、園児との交流による笑いと感動が融合。
  • 主人公の変化:冷徹な刑事だったキンブルが、子供たちとの触れ合いで人間的に成長していく過程が描かれる。
  • 90年代らしい明快な勧善懲悪:悪役は徹底的に悪く、最後は完全決着。