🎬 作品概要
- 原作:香納諒一「刹那の街角」より
- 監督:吉本潤
- 脚本:坂上かつえ
- 主演:内藤剛志、南果歩、布施博、加藤治子 ほか
- 放送枠:日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」
📝 あらすじ(ネタバレ込み)
事件発生
川崎市内で信用金庫の現金輸送車が3人組に襲われ、約1億円が奪われる。
捜査一課刑事・佐倉(内藤剛志)は、過去に強盗未遂歴のある元プロボクサー・嶋田(布施博)に目をつけ、聞き込みを開始。複雑な人間関係
嶋田はすでに妻と離婚しており、佐倉はその元妻(南果歩)に密かに想いを寄せていた。
佐倉は「嶋田を再び刑務所送りにして、彼女を救いたい」という私情を抱えながら捜査を進める。別の容疑者と嶋田の死
捜査線上に別の人物も浮かぶが、その矢先、嶋田が何者かに殺害されて発見される。
実は嶋田は事件の誘いを断っており、口止め料として500万円を受け取っていた。それを子どものために元妻へ渡そうとしていた。悲劇の真相
元妻は、嶋田が現金輸送車襲撃の犯人だと誤解し口論に。激情の末、彼を刺殺してしまう。
強盗事件の実行犯3人組は別途逮捕され、事件は終結。ラスト
佐倉は、愛する女性が犯した罪と、自らの私情が絡んだ捜査の行方に苦い思いを抱えながら、現実を受け止める。
💡 見どころ
- 刑事の私情と職務の葛藤:愛する人を守りたい気持ちが、真実を見誤らせる構図。
- 人間ドラマ重視のサスペンス:派手なアクションよりも心理描写に重点。
- タイトルの意味:事件と人間関係が交差する“十字路”が象徴的。