室井慎次 生き続ける者

映画『室井慎次 生き続ける者』(2024年公開)は、「踊る大捜査線」シリーズのスピンオフ作品であり、前作『室井慎次 敗れざる者』の後編にあたります。


🎬 基本情報

  • 監督:本広克行
  • 脚本:君塚良一
  • 主演:柳葉敏郎(室井慎次)
  • 公開:2024年11月15日
  • シリーズ:「踊る大捜査線」スピンオフ第2弾

🧠 あらすじ(ネタバレあり)

🏠 秋田での新生活

警察を退職した室井慎次は、故郷・秋田で少年たち(タカ、リク)と穏やかな生活を送っていた。そこに現れたのが、かつての猟奇殺人犯・日向真奈美の娘・杏。彼女の登場をきっかけに、室井の平穏な日々が揺らぎ始める。

🔥 放火と死体遺棄事件

室井の家の車庫が放火され、近くでは他殺体が発見される。防犯カメラの映像から放火犯は杏であることが判明するが、室井は彼女を責めず、むしろ保護しようとする。

死体はかつての「レインボーブリッジ封鎖事件」の犯人グループの一人・瀬川吉雄であり、室井は警視庁の桜刑事とともに捜査に協力。電話の声から、犯人は国見昇であると特定され、東京で逮捕される。

🧠 洗脳と銃の意味

国見は獄中の日向真奈美と手紙のやり取りをしており、彼女の信者として事件を起こした可能性が浮上。杏も母の影響を受けており、メスや銃を隠し持っていた。室井は杏に銃を撃たせ、「銃は人を殺すためでなく、守るためにある」と諭す。

👨‍👦 リクと父の再会

リクの実父・柳町明楽(加藤浩次)が出所し、息子を引き取ろうとする。室井はリクの安全を心配するが、児童相談所の判断により、リクは父の元へ戻ることになる。室井は「もう二度と暴力を振るわないでください」と父に警告する。

🧓 室井の病と覚悟

室井は狭心症の疑いで倒れ、薬を処方される。彼は「家族が一緒にいられる時間には限りがある」と語り、杏やタカと温泉旅行など思い出を作る。リクが去った後、杏は室井の家に残ることを選ぶ。

🎬 ラストと余韻

室井は、かつての同僚・新城から「青島との約束はまだ終わっていない」と告げられる。シリーズの未来を示唆する言葉で幕を閉じる。


🎭 テーマとメッセージ

  • 正義とは何か:警察を離れても、室井は人を守る姿勢を貫く。
  • 家族と絆:血縁を超えた家族の在り方を描く。
  • 過去との対峙:日向真奈美の影、青島との約束、すみれの後遺症など、シリーズの歴史を背負う室井の姿。

この作品は、シリーズのファンにとって感慨深い内容であり、室井慎次という人物の「生き続ける意味」を静かに問いかける後日譚です。