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ネメシスの使者

『ネメシスの使者』(文春文庫)は、中山七里による社会派ミステリーで、司法制度と死刑制度をテーマにした重厚な作品です。📘 基本情報著者:中山七里シリーズ:渡瀬警部シリーズ(『テミスの剣』の続編的位置づけ)ジャンル:社会派ミステリー、警察小説、サスペンス🧩 あらすじ(ネタバレあり)第1の事件:熊谷の殺人埼玉県熊谷市で戸野原貴美子が殺害される。現場には「ネメシス(義憤の女神)」という血文字が残されていた。貴美子の息子・亮一は10年前に女性2人を殺害し、無期懲役判決を受けていた。被害者遺族の復讐か、司法制度への挑戦か――捜査が始まる。第2の事件:連続性の発覚続いて、別の殺人事件が発生。いずれも「死刑を免れた加害者の家族」が標的となっており、ネメシスは「司法が裁ききれなかった罪」を代行しているかのように見える。捜査の混迷渡瀬警部と古手川刑事は、過去の判決に関わった裁判官や弁護士もターゲットになる可能性を考慮するが、容疑者は絞りきれない。岬検事とも連携しながら捜査を進めるが、手がかりは乏しい。急展開:ネメシス逮捕第3の事件が起こる前に、ネメシスが逮捕される。だが、渡瀬は「出来すぎた逮捕劇」に違和感...
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悪徳の輪舞曲

『悪徳の輪舞曲』(講談社文庫・中山七里)は、悪辣弁護士・御子柴礼司シリーズの第4作で、彼の過去と家族に深く切り込む重厚な法廷ミステリーです。🧠 あらすじ(ネタバレ込み)🔪 母の殺人容疑御子柴礼司のもとに、30年ぶりに妹・梓が現れる。目的は、母・郁美の弁護依頼。郁美は再婚した資産家の夫・成沢拓馬を首吊り自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されていた。郁美は容疑を否認するが、他の弁護士は「死体配達人」の母親という理由で依頼を拒否。御子柴は報酬1000万円を条件に弁護を引き受ける。🧬 遺伝する犯罪性?御子柴は、郁美の過去を調べる中で、29年前に自殺した父・園部謙造の死にも疑惑があることを知る。郁美は、父も偽装自殺で殺害したのではないかと疑われる。この二重の殺人疑惑に対し、御子柴は「犯罪気質は遺伝するのか?」という問いに直面する。自らが14歳で殺人を犯した過去と、母の現在の容疑が重なり、彼の心は揺れ動く。🧩 真相とどんでん返し裁判では、検察側が郁美の過去の転居歴や周囲からの迫害、保険金目的の動機などを提示。御子柴は冷静に反証を重ねるが、郁美の過去の言動や証拠が不利に働く。しかし、ラストで明かされ...
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